厚生労働省が発表した求人に関する統計
厚生労働省が最近になって発表した統計によると有効求人倍率は1.17倍でありました。
それは1992年3月以来の高水準ということです。
1992年といえば、バブルが崩壊した頃です。
もうひとつ、完全失業率も発表されており、今年の1月が3.6パーセント、2月が3.5パーセント、3月が3.4パーセント、4月が3.3パーセントということで、ものの見事に0.1パーセントずつ低下しています。
つまり失業者の数が確実に減り続けているというわけです。
厚生労働省が求人について統計データを取り続けて以来、失業率の改善がなされたのは、民主党と公明党が与党になってからのことであります。
しかし、もうひとつ見るべき要素があります。
それは離職率の統計です。
これについて定義するのが難しいので、実質的な調査は厚生労働省でも流石にできないとは思うのですが、会社で求人を出すと、ひとつの仕事に対して6人は応募がありました。
その中から面接を4人行って、1人を決めるというものです。
しかし思いのほか辛かったからと、すぐに会社を辞めてしまうのです。
そうしてまた企業は求人を出す、その繰り返しです。
このような企業はけっこう多いのではないかと思います。
求人を出す段階で、もっと仕事の具体的なイメージが伝えられたら、勤続年数も増えるのではないかと思います。