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川越高校出身埼玉大学卒の梶田隆章によるノーベル賞受賞
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前日の大村智博士のノーベル賞受賞に続いて、梶田隆章博士のノーベル物理学賞受賞が発表された時は日本中が喜びが２倍になったような気がしたであろう。
特に私は現在、埼玉在住であり、夫は埼玉出身であるからだ。
梶田博士の経歴を見て、「埼玉大学卒なら、川越高校か松山高校卒だな」と言っていたら、本当に博士は川越高校卒業であった。夫と次男が同じく川越高校卒業の我が家は博士にとても親近感を抱いた。
それも無理はない。博士は３月生まれ、つまり早生まれだったので、残念ながら夫が入学した年に入れ替わりで卒業されてしまったが、夫と年が近い。
しかも博士は頻繁に母校を訪れて、高校生に物理学を教え後進の指導に熱心だと聞く。
新聞の埼玉版には、博士が４,５人の生徒と談笑している写真が載っていた。理系の生徒達であろう。
そしてその写真が撮られた正に2０１０年、次男は川越高校生だったのである。そして、川越高校は当時ＳＳＨ（スーパーサイエンスハイスクール）に県より指定されていたので、梶田博士は定期的に母校で講義を行って下さっていたのだ。
現在実家を出ている次男にメールで聞くと、「（受賞は）とても喜ばしいことです。ＳＳＨの講義は出なくてもよかったから博士のことはあまり知らない」という、とんでもなく不真面目な答えが返ってきて、自分の子ながら、いや他でもない私の子だから仕方がないかとガッカリした。
次男は結局文系に進んだので、単位にも関係しなかったので余計講義を聞くにならなかったのだろうが、授業ではない、講義である。
退屈な物とは少し違うと思う。
また、オレがオレがといつまでも自分が上の方に居座る国会議員のような連中と違い、梶田博士は後進を育てたいと、大学生だけではなく、母校の高校生まで指導して下さっている点に非常に博士の素晴らしい人間性を感じる。
そんな博士が高校生に向かって話す内容が詰まらない物である訳が無い。きっと役に立つことを話されたと思う。
次男は惜しい話を聞き逃してしまったと思うと、私の方が残念な気持ちになった。
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